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とあるレンタルレイアウト店主の雑記帖

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総武線から引退した209系500番台をHOゲージで作ってみました!

こんにちは。
今日はさよなら運転もなしにひっそりと総武緩行線から姿を消した209系500番台をモケイで振り返ろうかと思います。種車は言うまでもなくTOMIXさんのE231総武線ですが、「お面を白く塗って菱形パンタに取りかえるだけで完成のお手軽工作だよね!って思った方、ちょっと待って下さい!!E231系から209系を製作するには涙なくして語れぬ工作を伴いました。これから209系を工作する方のご参考になれば、と思います。では始めましょう。

E231-0系、209系、E231-500系の並びです
 今回、メイキング画像はなしです。1回で完結します。といいますのはブログ本格稼働以前の工作なので、撮影していないのです。それに自分でもこれほどの工作量になるとは思っていなかったというのもあります。まずはじめにE231系0番台、209系500番台、E231系500番台で並べてみました。

種車のE231-0と209系を並べます
 まず、前面の加工点を書きます。左側の車両がE231系0番台で、これを種車に右の209系500番台を製作しました。

(1)前面を白く塗装しました。これは一番目立つのですぐにわかりますね。

(2)6DOOR表示を消除しました。209系500番台には6扉車はございませんので、実車でも当然表示はありません。

(3)強化スカートを製作しました。種車のものと比較するとゴツイので、プラ板で積層したものを削りだしてます。

前頭部の加工は以上です。


先頭車の加工箇所です。
 次に先頭車側面の加工箇所に移ります。上が種車のE231系0番台です。下が製作した209系500番台です。画像を拡大表示すると見える丸印の部分が加工箇所になります。

(4)乗務員ドアを黄色からシルバーに塗り替えます。E231系では乗務員ドアは帯色と同じですが、209系では無塗装です。

(5)窓下にあるJRマークを消除します。E231系では帯の中にJRマークがありますが、209系では1つ目の客ドアの後ろにJRマークがあります。作例ではJRマークの入手ができず、そのままになっておりますが、いつかは貼ろうと思ってます。

(6)運転台を右に見たとき、左側の窓の窓の開く側を変更します。詳細は後述しますが、先頭車では反対側はそのままでOKなので、この1か所のみの変更です。

(7)車外スピーカー準備蓋を削除しました。総武線で活躍するE231系0番台車の大多数が車外スピーカーをもたず、幕板部分の黄色帯が行先表示器部分以外途切れていません。しかし、種車のTOMIX製品では最終増備車B80~B82編成をプロトタイプとしたため、車外スピーカー取り付け準備工事車となっているので、209系500番台には不要な車外スピーカー蓋が表現されてしまってます。この車外スピーカー蓋を削り取り、幕板部分の黄帯をつなげます。車体を削ってますから、銀色部分も再塗装となります。この車外スピーカー準備蓋を削除加工を全車に行いますので、40か所も同じことをやらなければなりません。かなりのつらい修行的な加工です。


屋根の違いです。
(8)屋根板はそのままでOKか、と思われそうですが、前述ととおり、種車のプロトタイプが最終増備車なので、先頭車にアンテナが2本装備されてしまってます。いちばん上の車両は元山手線車のE231系500番台で、アンテナが1本ですがクーラーのサイズが違いますので、今回の工作には使えません。作例ではE231系0番台常磐線用屋根を取り寄せて交換しております。ちなみにこの画像は上からE231系500番台、209系500番台、E231系0番台最終増備車となります。


先頭車中央窓を開閉可能な仕様へ「改造」します
(9)中央の窓は写真のように開閉可能の改造されてますので、中桟を塗装で追加表現してます。同じ作業をを反対側にも施します。

先頭車側面の加工は以上です。この加工を両端の先頭車、すなわち2両行います。強化スカートはクハ209とクハ208で形状が若干異なりますので注意が必要です。


モハ208、サハ209の加工箇所です
 次にパンタなしM車のモハ208とサハ209についての加工を書きます。編成中モハ208は2両、サハ209は4両ですから、合計6両同じようなことを繰り返すことになります。(7)車外スピーカー削除も前出の通り削り取ります。


中央窓のサッシを削り取り、丹念にやすりがけして1枚窓にします。
(10)中央の窓サッシを削り取り、丹念にやすりがけして透明度のある1枚窓へ加工します。209系の中間車では車体中央の窓は固定式ですので、E231系にあるサッシ表現は消除する必要があります。

左側の窓は開閉部分が逆なので、1枚窓化したあと塗装で反対側にサッシを表現します。
(11)車体側面の左側の窓はE231系とは開く側が違います。E231系やE233系などの窓はすべて左側が固定窓で、右側窓が開閉可能ですが、209系では妻板側が開閉可能で車体中央寄りが固定窓となり、中間車1両につき2か所、窓サッシを前項10)の加工と同様にサッシを削り落し1枚窓を仕立ててから、塗装で開閉部分を左右逆にして塗装で表現しなければなりません。この加工を(6)で先頭車に1か所ずつ、中間車8両については1両につき4か所の加工が必要です。36か所も窓桟を削って平滑化して順次目のこまかいペーパに取り換えながら磨いて、最終的にはコンパウンドで仕上げなければなりません。そのうち中間車の中央窓16枚以外はサッシを塗装表現で追加しなければならないことになります。
これもう、修行です。

パンタなし中間車に関する加工は以上です。


モハ209の加工箇所です
 おしまいにパンタ付き車について書きます。前述のパンタ無中間車に施工する内容に加え屋根周りの加工が必要です。
(12)パンタをカツミ製PS28に交換します。作例ではいかにも209系に見えるように菱形パンタ装備車をプロトタイプに選定してますが、シングルアームパンタ車をプロトタイプにする場合はパンタの向きが逆になります(<→>)。が、しかしそのままパンタグラフを交換しただけではだめだったのです。


E231系とはパンタの位置が異なります。
(13)奥が種車モハE231、手前がモハ209です。この通り、パンタの位置が異なり、209系のほうが車体中心にずれております。仕方がないのでパンタ台の線路方向の部分をプラバンから製作し、パンタ台そのものはオリジナル屋根からスライスして移植してます。このようにパンタの位置を変更する必要があります!


独特のパイピングも表現します。
(14)パンタ位置が変更になるくらいですから、パンタ配管もやり直しです。しかも209系ではヒューズ箱が載りますし、配管が屋根に直付けではなく高架になっている部分があり特徴的です。これらをしっかりと表現します。


パンタはカツミ製PS28を採用。パンタ部分屋根にはビードがありません。
(15)屋根にある筋「ビード」が種車のモハE231ではパンタ下まで伸びてます。209系ではパンタの手前でビードが終わっておりますのでそのように加工します。

モハ209の加工箇所は以上です。店主はライト級モデラーにつき、全車とも床下器具はそのままです。

おしまいに総武線3本の並びです
 こうして完成した209系を並べてみました。似たもん同士、と言われてしまえばそれまでですし、完成車輛を披露しても大変だったという訴求力は全くといっていいほどないでしょう。ただ、実際には209系にするにはこれだけの加工をしております。こうして、ひっそりと総武緩行線から去った209系500番台をこうして手元に残せたことに満足してます。今日はここまで。

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テーマ:鉄道模型 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2019/05/18(土) 11:21:02|
  2. 209系
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